映画鑑賞 第1回『美女と野獣』
本日紹介しますのは、
『美女と野獣』(2014)です。
エマ・ワトソン主演のディズニー版が2017年に日本で公開した時には随分と話題になりました。
私もエマ・ワトソンを目当てに劇場まで足を運んだものです。
一方こちらの『美女と野獣』、だいぶ雰囲気が違うなと思ったら、フランスとドイツの合作でした。
やっぱりアメリカ映画とヨーロッパ映画とでは映画の雰囲気が全然違いますね。
アメリカの様なド派手さは無いですが、ところどころで見せてくる洒落乙感とさらに強めのファンタジー色。
ファンタジー映画が好きという方にはヨーロッパ版をオススメしたいです。
が、なんとも残念だったのが野獣の顔。
顔まわりのたてがみを隠してしまったら、あれはネコちゃんですね。
ライオンよりもネコちゃんな顔でした。
いったい野獣とはなんなのですか。
野獣らしさの全てたてがみに凝縮されてしまっているのでしょうか。
『美女と野獣』を1946年に初めて映画化したジャン・コクトーは、日本に来日した際に見た『鏡獅子』から野獣のメイクのヒントを得たなんて話もあります。
それぐらいに野獣のビジュアルというのは荒々しくなくてはいけないと思うのですが…ネコちゃんでした。
そんな残念なこともありましたが、ラストは良かった!!
絵本を閉じて物語を終えるという、なんともベタな終わり方なのですが、ベタこそ王道です。
ファンタジー感を一気に増幅させる、ファンタジー映画にはもってこいの最強フィニッシュ。
これぞまさしく有終の美を飾るというやつではないでしょうか。
では、また次回に。